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ノルウェー王国について

ノルウェー王国について

ノルウェーはヨーロッパ大陸の北西部、スカンジナビア半島の西側にあり、
東の大半をスウェーデン、北部でフィンランドやロシアと国境を接し、
西はノルウェー海、北はバレンツ海、南は北海に囲まれています。

南北に長い国土の面積は約38万平方キロメートルと、ほぼ日本と同じで、およそ30%強が森林や川、湖、50%が山岳地帯というように、豊かな自然に恵まれています。
なかでも世界有数を誇る「フィヨルド」は、およそ1万年前、氷河によって削り取られたU字の谷に海水が流れ込んでできた深い入江で、両側に連なる山なみは、四季折々に美しい景観を彩り、天然の良港としても人々の暮らしに溶けこんできました。

ノルウェーの海岸線全域に沿って見られますが、
特に西部のフィヨルドは美しいことで知られています。

ノルウェーの気候は四季がはっきりしていて、日本の北海道に似ています。
メキシコ暖流が流れ込んでいるため緯度が高いわりには、比較的温暖です。ただ、国土が南北に長いため、地域ごとに気候はかなり異なるようです。
西部では冬でも気温が0℃以下になることは、ほとんどありませんが、北極圏にある北部フィンマルク地方の内陸部などでは、マイナス50℃になることもあります。

森林には、ヨーロッパで唯一の野生のトナカイや、大きな角が特長のヘラジカ、シカ、キツネ、オオカミなど、さまざまな動物や野鳥が見られます。
また、ノルウェー沿岸は魚介の生息条件に恵まれているため、魚の種類も多種多様です。
北極圏の海域には、アザラシやクジラが数多く生息しています。

世界的に有名なノルウェーの文化人には、画家のエドヴァルド・ムンクや彫刻家のグスタフ・ヴィーゲラン、『ペール・ギュント組曲』などを作曲したエドヴァルド・グリーグ、劇作家イプセンなどがいます。

活気に満ちたヴァイキング時代

ノルウェーに人が住み始めたのは、およそ1万年前(石器時代初期)といわれています。
統一国家ができたのは900年頃。ハラール1世が沿岸部を統一し、ノルウェー王を名乗りました。
その後、混乱状態が続きましたが、やがてスヴェッレ(在位1177~1202)が強固な王朝を確立。最盛期の13世紀にはアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島、オークニー諸島まで支配していました。

8世紀末から11世紀にかけて活躍したのが、有名なヴァイキングです。
ノルウェーのヴァイキングは、卓越した航海技術で、東はカスピ海、西はアイルランド、また大西洋を越えて北米大陸やコンスタンティノープル(現イスタンブール)まで遠征しました。海賊としてだけでなく、交易商人や植民者としても活躍したのです。

キリスト教の普及

11世紀に入るとヴァイキング時代も終わり、キリスト教が浸透していきます。
ニーダロス(現トロンハイム)、オスロ、ベルゲンなどの都市が司教の管区として設置され、ヨーロッパ、とくにドイツ北部との貿易が盛んとなり、ベルゲンはハンザ同盟に所属する商人の街として栄えました。
宗教改革により、ノルウェーでもカトリックは勢力を失い、プロテスタントが確立しました。

独立国家をめざして

1380年、ノルウェーはデンマークの支配下に入り、デンマーク・ノルウェー王国が誕生します。
1814年、キール条約により、デンマークはスウェーデンにノルウェーを移譲。
ノルウェーに独立の気運が高まり、同年5月17日に独自憲法を成立させたものの、結局、スウェーデンとの同君連合を余儀なくされます。この連合は、1905年に解消され、ノルウェーはホーコン7世のもとに再び独立国家となりました。

その後、第2次世界大戦中にドイツに占領されていた時期を除き、ノルウェー王国として独立した国家の立場を守っています。戦後、経済復興は順調に進み、社会福祉や環境を重視した高度経済社会として成長を続けています。
国民投票の結果、EUには加盟していませんが、EU諸国や北欧諸国とは密接な関係を保っています。