世界に羽ばたいた寿司の新しいスター
1985年――今からちょうど40年前、情熱と使命を胸に、ノルウェーの一団がスーツケースを携えて東京にやって来ました。彼らの目的はただ一つ。ノルウェー産の生サーモンを、日本の寿司文化に紹介することでした。
当時、サーモンは今のように寿司の定番ネタではありませんでした。しかし現在では、寿司の国際的な人気と広がりは、ノルウェーサーモンの存在なくして語れません。そしてその逆もまた然りです。
これは、ノルウェーサーモンと日本の繊細な食文化が、いかにして世界中の人々に愛される存在となったのかを描いた物語です。